人工内耳について:言語聴覚士の職場と仕事

スポンサードリンク

人工内耳について

補聴器は、これまでは、一般的に難聴のための補装具として使用されてきました。
軽度~中等度の難聴なら、補聴器を装用することで会話をすることができます。
しかし、両耳が高度難聴であるのなら、補聴器はあまり効果がなく、会話をするのが困難になります。

その点、人工内耳はそのような高度難聴に対して、とても効果的な医療機器です。
また、生まれつき耳が聞こえない子供に、早い時期に人工内耳を装用して、訓練を行なうことで、音声言語の習得がよりスムーズになることも期待できます。

人工内耳は、体外装置と体内装置の2種類の装置からなり、体内装置は手術で耳の後ろに埋め込む必要があります。
手術前に、人工内耳が適応できるかどうかを判断するため、検査をいくつか受ける必要があります。
手術は全身麻酔をして行ない、2~3時間程度で終わり、入院してから2、3週間で退院できます。

一度手術をしてしまえば、基本的には再び手術をする必要はありません。
手術による副作用もほとんどありません。
手術費用の自己負担額は、数千円程度で済んでしまう場合が多いです。

体外装置は補聴器のような形で、装用後も以前とほとんど変わりなく日常生活を行なうことができます。
入浴も、体外装置を外せば可能です。

人工内耳を装用した後の、聞き取る能力は一人一人違います。
だから、良く聞こえているかを言語聴覚士が評価し、機器の調整を定期的に行うことが必要です。
でも、人工内耳を装用するとほとんどの方が、聞き取り能力が向上し、生活しやすくなったと感じています。
もし人工内耳の装用について考えている方がいたら、言語聴覚士や耳鼻科医に相談してください。

カテゴリー:言語聴覚士の仕事

言語聴覚士は、病院やリハビリテーションセンター、福祉施設などに勤めて、病気やケガなどによって、音を聞くことや言葉を話すことが困難な患者に対して、コミュニケーション能力が向上できるように、訓練や指導を行うのが仕事です。
言語聴覚士は、知的障害などで言葉の発達が遅れている子どもの言語指導も行います。言語聴覚士の仕事をひとことで言うと、コミュニケーションと食事に障害のある方の支援をする仕事です。
言語聴覚士は医療機関、保健・福祉機関、教育機関など幅広い領域で活動し、コミュニケーションの面から豊かな生活が送れるよう、ことばや聴こえに問題をもつ方とご家族を支援します。